蝶花楼桃花師匠は結婚されている?女性落語家のエースとしての苦労や芸風を徹底解説

蝶花楼桃花 結婚 女流噺家
一般社団法人 落語協会ホームページ   芸人紹介「蝶花楼桃花」より引用

最近活躍が目覚ましい蝶花楼師匠を徹底解説します!

蝶花楼桃花結婚されている? 桃花師匠の芸風やプライベート、女性落語家としての苦労を徹底解説します!

落語って男性中心の世界でしょ。 女性である私は寄席の舞台に出てくる芸人が男性ばかりだからとっつきにくくて

女性の落語家なら同じ女性として聴いてみたいけど誰がいいのかわからなくて・・・

蝶の花の建物桃の花の結婚

それなら、最近大活躍されている蝶花楼桃花師匠だね

何より華があるし、可愛いし、親しみがあるしね

そうなんだ!

その蝶花楼桃花さん、とても興味あるし、応援したい。 どんな落語家さんなんだろう。 寄席で生で見てみたい

落語は男性中心の話芸 その風穴を開けたのは蝶花楼桃花師匠

落語っていうのは暖冬的に男性が作ってきた話芸であり、演じ手も男。落語の中に出てくる主役となる登場人物も男。女性は脇役に過ぎない。女性の落語家は遠慮したいという落語ファンも多かったそうです。

しかし、時代が変わり、落語家になりたいという女性が増え、女流落語家が増えてきました。でもだまだ女性落語家は人数が少ない。落語界の中ではマイナーな存在です。

でも女性の落語家って男性の落語家とは違った視点で噺を展開してたり、女性ならではの表現、仕草があったりしてなかなか興味深いです。

女性落語家をもっと知ると落語に対する興味の幅が広がってくると思います。でも誰から聴いていいか分からない・・・・

その中心選手としてご活躍されているのは蝶花楼桃花師匠です。この記事では、桃花師匠のプロフィール、芸風、落語家としての心構えなどを徹底解説していきます。

蝶花楼桃花師匠のプロフィール

まずは桃花師匠の略歴を見てみましょう!

蝶花楼桃花師匠のプロフィール

  • 本名 高橋由佳
  • 生年月日 1981年5月13日
  • 私立実践学園高等学校卒業
  • 尚美ミュージカルカレッジに入学
  • 卒業後 演劇倶楽部「座」に研究生として在籍 女優として活躍
  • 研究生として伝統芸能に触れ落語に目覚める
  • 2006年 春風亭小朝に入門 前座名 春風亭ぽっぽ
  • 2011年 二つ目に昇進 春風亭ぴっかり☆に解明
  • 2022年 真打に昇進 蝶花楼桃花に改名

蝶花楼桃花師匠の魅力

このブログを書いている私も実際に桃花師匠の落語会を聴きに行ったことがありますが、本当に落語がうまいし、かわいいし、華がある。寄席のプリンセスとも呼ばれています。

でも女性落語家としてだけでなく、人間的にも素晴らしい魅力のある方だと思います。

蝶花楼桃花 結婚
蝶花楼桃花師匠

生の舞台が好き

幼少期のころから生の舞台が好き。宝塚歌劇団、劇団四季などをずっと見ていた。生の舞台が好きになったきっかけは幼稚園の時、移動ミュージカルを観たこと。それ以来ミュージカル女優になりたいと思ったそうです。

高校生の時、宝塚歌劇団の入団を志ざし入団試験を受けたそうですが身長が足りずに不合格になったそうです。

ミュージカル好きが高じてミュージカルの専門学校に通って演劇の勉強をされていました。

24歳の時、AKB48のオーディションに応募して最終選考まで残ったそうですが、年齢をさば読みしていたことで結局不合格に。

落語を好きになったきっかけ

ミュージカルの専門学校を卒業後、歯科助手などアルバイトをして食いつなぎながら劇団に入って演劇の勉強をしているなかで歌舞伎や落語といった伝統芸能に出会いました。

伝統芸能は基本的に男性中心の世界。女性は入れないと思っていたそうです。歌舞伎役者は女性はなることはできませんが、でも女性落語家は何人かいることを知ったそうです。

蝶花楼桃花師匠

落語家なら女性の私にもできるかも!

落語の素晴らしさに心を奪われる

落語家になりたいと思うようになりいろいろな落語の師匠の独演会や寄席で落語を聴いてみたそうですが、いろいろと気づいたことがありました。

  • 一人の芸なのでなんでもあり。古典落語、創作落語、漫談、改作
  • 本当に奥が深い芸
  • 落語というのは想像力の世界
  • 座布団に座ってしゃべれば何でも落語になる

着物を着ているおっさん、おばさんが座布団の上で一人でしゃっべっているだけというのが落語だと思うでしょうが、実は奥が深い。

落語の主役はお客様。お客様一人ひとりの想像力の世界を膨らませて頭の中のスクリーンに映し出していく。落語家はそのお手伝いをしているに過ぎない。

桃花師匠は前座当時、その奥深さ、壮大さに心を奪われたそうです。

さらに落語というのは「業の肯定」で、人間のろくでもなさを描く。どうしようもない奴、いい加減な奴でもスポットライトを当て、生き生きと描く。

「だらしなさ」「どうしようもなさ」といった人間のマイナス面を「笑い」というプラスに持っていく。落語というのは、自分自身の劣等感をプラスに変えて人生を前向きにしていこうというすごいパワーを秘めています。

桃花師匠もいろいろな挫折を味わい、人生のどん底を味わったが、落語によって救われたと桃花師匠ご自身で語っています。

春風亭小朝師匠に弟子入り

落語家になると心に決めてから、どの師匠に弟子入りしようかと悩んでいました。

いろいろな師匠方の著作本を読んだりもした。その中で多様性のある芸が好きで女性落語家も受け入れるとおっしゃった小朝師匠に弟子入りしようと決心しました。

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蝶花楼桃花師匠

小朝師匠なら女性の私でも大事に育ててくれる!

それからというもの春風亭小朝師匠の独演会を見に行くようになり、師匠の芸の先見性に感銘を受けたとか。そしてある日の独演会で弟子入り志願を突撃しました。

蝶花楼桃花 結婚
蝶花楼桃花師匠

弟子にしてください!

断られるつもりで突撃したのですが、桃花師匠の落語への熱意が認められてすんなりと弟子入りが認められます、「明日から来てください」と師匠から言われたそうです。

翌日からさっそく「春風亭ぽっぽ」という前座名が与えられ、落語家人生が始まりました。

修業時代の辛さ

前座修業中の落語家は1年365日全く休みなし。毎日が修業です。プライベートな時間は一切なし。それでも桃花師匠は前座時代を振り返って幸せを感じていたと語っています。

ところで前座の落語家さんのお仕事ってどんなものなんでしょうか?まとめてみました。

前座の仕事

  • 前座は一年365日全く休みなし。プライベートの時間は皆無
  • とにかく毎日寄席に通う
  • 寄席の楽屋で師匠の服をたたむ、着付けをする、お茶を出す、令状を書く
  • 寄席の進行・運営

前座時代の一番の仕事はなんといっても落語を覚えること。

寄席の楽屋で師匠のお世話をしながら寄席の高座の進行・運営を任される。寄席なので常にBGMのように流れる高座でしゃべっている師匠方の落語。

まるで血液のように生きた落語が桃花師匠の身体の中を駆け巡る。

常に生きた落語を聴ける環境がそこにあった。これこそが「落語家・蝶花楼桃花」の基礎を作ったといっても過言ではありません。

真打昇進 蝶花楼桃花襲名

こうして厳しい前座修業を5年間経験し、2011年、二つ目に昇進し、春風亭ぴっかり☆に改名します。

  • 2012年∶NHK新人演芸大賞(落語部門)決勝進出
  • 2016年∶NHK新人落語大賞決勝進出
  • 2020年∶NHK新人落語大賞決勝進出
  • 2021年:浅草芸能大賞新人賞[1]

二つ目に昇進するや数々の賞を受賞するなど活躍し、2022年、真打に昇進し、蝶花楼桃花を襲名しました。

芸風

男性目線で語られることが多い古典落語の演目。もともと男性(旦那)だった噺の主人公を女性(妻)にして、女性の心情を描いてみたりと桃花師匠は女性ならではの目線で落語を語ることが多い。

また、2023年には女性芸人だけの寄席の番組「桃組」を企画。大成功をおさめ大きな話題になりました。

蝶花楼桃花師匠は結婚されているのか?

この記事では桃花師匠のプライベートまで深く切り込むつもりはありませんが、桃花師匠は結婚はされていません。

桃花師匠はかなりの面食いで有名なんだそうです。

魅力的な女性で結婚されていてもおかしくはないのですが、男性の若手落語家の中に桃花師匠のお目にかなう人がいないのでしょうか・・・

一生懸命落語に精進されていて男性とお付き合いするヒマもないのかもしれません。

蝶花楼桃花 結婚 まとめ

私も桃花師匠の生の高座を生で拝見したことがあります。

表彰状」という創作落語ですが、まぬけな泥棒が悪事を働こうとするが、偶然そこにいたおばあさんの命を助けてしまい「人命救助」の表彰状を受けることになってしまう。

兄貴分の男から、「泥棒が表彰されてどうすんだよ!次からは表彰されないように悪事を働いてこい」と言われるが、やることなすこと裏目に出てしまい・・・・

この噺、底抜けに明るい桃花師匠の話術。本当によかったです。ボソボソとしゃべるのが多い年配の男性落語家が演じるよりも数倍よかった!

桃花師匠の高座は何より楽しい。女性を演じれば色気や感じられるし、男性のキャラクターを演じても全く違和感はありません。桃花師匠は女性落語家のエースです。今後ますますのご活躍を期待しています。

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蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)オフィシャルサイト
女流落語家、蝶花楼桃花。2022年3月、七代目・蝶花楼馬楽の没後途絶えていた歴史ある亭号を受け継ぎ真打昇進。上手い、可愛い、華がある〜と、三拍子そろった寄席のプリンセス。

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